木地修理

桐箪笥の修理には職人の技を見る事が出来ます。
日本では家具として使用されてきた桐箪笥ですが、中には伝統工芸レベルのものなどもあり、アンティークとしての価値も高いのです。
そのような桐箪笥の修復は大変です。
昔からある伝統の良さを生かしつつ、使いやすいように修理していくことが必要です。
職人は、その箪笥の傷み具合や汚れで、地域や置かれていた環境が分かるとも言われます。

桐箪笥の修理はとても手間のかかるものだと言われています。
一ヶ月以上の間、修理期間として職人へ預けられます。
内部構造の修理の場合は、まずその金具を全て取ることから始まります。
金具をはずした桐箪笥は、熱湯で今まで使われる中で付いたホコリや汚れを洗い流します。
そしてきれいな状態で見つけられた傷や破損部分の修理を行います。
また、長年使用する内に、引き出しが縮んでしまう事も良く起きるようで、桐箪笥の修理の際にはこの木材の収縮によって起きるスキマをいかにぴったりと合わせて調整するかが大切だと言われています。

また、職人の技が発揮されるのはその仕上げです。
伝統的な修復方法で修繕された桐箪笥ですが、その外観の仕上げは依頼者の好みに合わせる事が出来るのです。
中はきっちり直しても、外見は味があるのでそのままにしてほしいといった要望も、修理の際には多いリクエストです。
外見のアンティーク感が好きでずっと使い続ける人もいるからです。
また、伝統的な砥の粉仕上げのほかに、時代仕上げやオイル仕上げといった方法など、様々な選択が可能なのも嬉しい点です。